【2019年公開映画】本当に面白い邦画31選！（ジャンル別）

自分を犠牲にしてまで、好きな人の人生を守りたい

死が近い人間が透けて見えるという不思議な力を持った少年と少女のお話です。奇跡的に2人は出会い付き合い始めますが、少年を演じる神木隆之介は様々な人の人生を大きく変えてしまいます。しかし、その行為は自分の命を代償にしなければなりません。

フォルトゥナの瞳を幾度と使うことで自分が死んでしまうとわかっていても、どうしても守りたいものがある...。最後の終わり方は涙無しでは見られません。主題歌の ONE OK ROCKの「In the Stars (feat. Kiiara)」がより一層涙を誘います。

伊坂幸太郎の恋愛小説をオール仙台ロケで映像化

斉藤和義の曲を聴いてから伊坂幸太郎の小説を読み、それからこの映画を見ました。同じ物語でも、当たり前ですが曲と小説と映画ではそれぞれ印象が少しずつ違います。映画で良かったのは、オール仙台ロケの映像です。

ストーリーを追うというよりは、街の空気を感じながら若き主人公の日常を共に体験するような気持ちで眺めるのが楽しかったです。恋の形は街によって少しずつ変わるのかもと感じました。

主題歌は斉藤和義の「小さな夜」。劇中音楽も担当しています。

お互い相手を取られた者同士の物語。友情？恋人？

地味目な主人公サチコは、人気バンドのメンバーであるマヒロと付き合っています。ある日突然現れたカタギリという男から、そのマサヒロが自分の婚約者と浮気していると聞かされます。真実を確かめるためにカタギリと二人でレンタカーを走らせる道すがら、会話をしていく中でサチコの中で何かが変わっていきます。

地味な彼女の素朴さや物の言い方に共感するときもあるし、イラっとするときもありますが、最後まで観ると自然と気持ちがよく終われます。

歪んだ恋愛を描いた少年少女たちの青春物語

一見して思春期の少年少女の恋愛の話のように見えますが、内容としてはかなり変態的な要素が強い映画です。さらに変態と罵ったり大声で叫ぶシーンが多いので人によっては好みが分かれるかもしれません。

私としては映画も良いですが、コミックもオススメです。仲村さんの猟奇的な言動も良いですが、常磐さんの切ない感じも好きですね。主人公の春日のことがよほど好きなんだなと思えるシーンもあり、それでいて芯が強そうなところも。映画もコミックもオススメです。

行動で未来は変わる。一度しかない青春と向き合う等身大の学園ストーリー

限度を超えた校則に辟易する生徒たちが自分たちの行動で自らの学園の改善を試みる等身大の物語です。頭髪のことが原因で不登校になった生徒に密かな好意を寄せる男子生徒の創楽（佐藤勝利）とその親友であり良き理解者である宙弥（高橋海人）の絶妙なコンビネーションが見所です。

日々の行動の中で自分達の小さなアクションから周囲の変化を察知し味方につけてゆく流れは心が躍ります。皆、個々に悩み苦しみながらも協力しあうエンディングに胸が熱くなるでしょう。

あなたにも起こりうるかもしれない、逆転感動ストーリー

地味目な死にたい女子と、人間や恋愛に興味がない男子が自然にお互い惹かれあい、これから幸せな人生を送っていくんだろうな。と思っていたら...。

いつもしね！と言い合っていた2人が待ち受けていたとんでもなく悲しい感情にのまれました。まさかの展開すぎて先が読めなかったのが普通の学園恋愛映画とは違うところで、とても面白かったです。

みんなから愛されたいキャピ子と幼馴染の地味子、好きな男子に思いを伝え続ける撫子と告白され続ける八千代など、並行して展開されるストーリーにも目が離せません。

本当の黒幕は誰だ！二転三転するストーリーに最後まで気が抜けない！

TBSドラマ『半沢直樹』や『下町ロケット』でお馴染みの池井戸潤原作の同名小説が原作ですが、映画化にあたって変更されている部分もあり、エンドロールでは新たに追加されています。

映画の題材として扱われている不正や改ざんは、現実にもニュースでよく見聞きするものですので、見終わった後に考えさせられるような、余韻を残す終わり方となっています。

大迫力パワハラ演技の香川照之、正義感の及川光博、クズっぷりが冴え渡る藤森慎吾など個性あふれる出演者の演技に注目です！

戦争から子供たちを守る保母さんたちの知られざる実話の物語

戦時中という激動の時代に53人の園児を連れて疎開し面倒を見るなんて、相当の覚悟と責任感が無ければできないことです。今とは違い”平和”ではなかったですからね。しかし疎開先では保母さんたちの平和で楽しく暮らそうとする想いに心を打たれます。

主任保母・板倉楓役の戸田恵梨香さんの演技はさることながら、野々宮光枝役の大原櫻子の演技や演奏も良かったです。

なんとなく感じている戦争の愚かさや悲惨さを、本作を通して改めて強く認識させられました。

TAKAHIROファン必見の初主演映画作品

EXILEのボーカルTAKAHIROが主演を務めた映画です。映画全体の静かでゆったりと紡がれる時間の描写と、記憶を失った男というキャラクターとの相性が非常に良かったです。

海がきれいで景色が美しいのも良いですね。意表を突く大きな展開が待ち受けるような映画ではありませんが、都会とは違う島の空気間の良さはなかなか楽しめました。

複雑な家族の物語をシンプルに描いた名作

キャストの豪華さが目につきなんとなく観ましたが、なかなかに良かったです。特に、戸田恵梨香の方言が可愛かったし、窪塚洋介の存在感が際立っていました。そしてお通夜の独特な雰囲気がなんとも言えない感情を呼び起こします。

昔の思い出話をしながら父親のお通夜と葬式の2日間だけを描くシンプルな構成も演者の実力をより光らせていた気がします。ぜひ多くの人に見てもらいたい作品です。

それぞれの生きる道を切なく描いたヒューマンドラマ

この作品はそれぞれいろんな想いを抱えながら、閉鎖病棟で生活しているのが印象的です。病棟に来る理由は様々だけど、みんなで支え合っていくところが良いですね。

時に感情的になったり自分をコントロールできなくなるところは、見ていて胸が痛くなりました。それでも生きていかなければいけなくて、そのためには周りのサポートが必要なんだと強く感じることができます。

動物園を通して優しい気持ちになれる映画

福岡県大牟田市に実在する動物園を舞台にした映画です。

私自身恥ずかしがら動物福祉に特化した動物園というものがあることを、この映画「いのちスケッチ」を通して初めて知りました。動物を愛でるというよりも命の大切さを心から実感できるとても良い作品。

また、映像のきれいさも良かったですね。個人的には美しい風景の中でも海の夕焼けのシーンが印象深かったです。ぜひいつか大牟田動物園に実際に足を運んでみたいです。

天才数学者は軍の陰謀を暴くことができるのか！？

第二次世界大戦に向けて、超大型の「戦艦大和の建造を支持する派」は、これからの戦いには航空機が必要と考える「航空母艦派」を無視して大和建造を推し進めます。しかし戦艦大和建造には裏があり、それを天才数学者（菅田将暉）が暴こうとするストーリーです。

天才数学者という癖がありそうな役ですが、菅田将暉の熱演に惹きつけられます。戦闘シーンは少なめですが、迫力があり見応えがあります。とにかくラストまでじっくり観てみてください。

嫌がらせデコ弁当を通じた親子の絆ムービー

全体的にコメディタッチですが所々にほろっとくるところもあります。元コメディアンヌな篠原涼子さんの演技が光っていて、娘役の芳根京子さんは少し大人っぽい印象でした。

実在の話でもあるので一度本を読んだことがありますが、お弁当を通じて親子のコミュニケーションして互いに成長して行く姿が素晴らしいと思いました。

まさに台風のような激しい展開が面白い映画

まさに台風シーズンの時期を舞台にした映画なので、映像からも夏の暑さが伝わってくるし、主演の草彅剛をはじめとする俳優陣の熱演や脚本の面白さからくる熱さを感じられる映画です。

それぞれの思惑が交錯し、台風の荒さのような遺産争族が描かれたあとはまさに台風一過のような晴れ晴れとしたエンディングを迎えます。暖かい家族の風景がそこにはあります。ぜひ見てもらいたい作品です。

かなり強烈な自虐系地方密着型コメディ ✕ BL時代劇

最初から最後までシュールな形で埼玉の自虐的ストーリーが展開されます。埼玉県民であれば爆笑、他県民であってもくすっとくるような身内ネタが盛りだくさんで、最後まで飽きずに見ることができます。

また、キャストも豪華で二階堂ふみ（男性役）とGACKTのボーイズラブのような展開にも注目です。強烈にディスられているのになぜか魅力を感じてしまう、埼玉県の素晴らしさが伝わってきます。

物語が二転三転する面白さ！最後は誰が勝つ！？

大富豪が住む伝説のランカウイ島に、世界中から来た詐欺師達が現れ、ダー子とボクちゃん、リチャードの３人も潜入します。ここから始まる化かし合いにハラハラドキドキ。ダー子の昔の恋人も出現し、いつものダー子じゃない？一体どうなってしまうのか先の読めない展開に付いていくのがやっとです。

冒頭前田敦子が泣いているシーンに注目です。これが後にどう関わってくるかこうご期待。とにかくファンを裏切らない圧巻のストーリーでした。

三谷幸喜が手掛ける、日本で一番笑える政治ドラマ

都合の悪いことには全部「記憶にございません」と答え、国民全員に嫌われている総理大臣が、事故で記憶を無くしてから、一から政治を勉強し始め、国民が納得する政治をしようとするところに、つい感情移入してしまい、とても感動しました。

三谷幸喜作品ならではの笑いどころの多さで、最後までテンポ良く楽しく観ることが出来ます。政治のことを詳しく分からなくても楽しめるのでオススメです。

岡田純一のノースタントで挑んだ、笑える痛快アクション映画

“ファブル”と呼ばれる殺し屋（岡田准一）は、ボス（佐藤浩一）から、相棒のヨウコ（木村文乃）と共に１年間一般人として生活するよう使命を受けます。バイトしたりインコを飼ったりと、一般人の生活に溶け込んでいった矢先、事件が！

一見重たい作品かと思いきや、コメディタッチで笑えるところも多数あります。そして何より岡田純一のアクションが一番の見どころで「６秒以内に人を殺せる」殺し屋だけに無駄のないキレッキレの動きに心躍ります。

それぞれが自分の信念のためにみんなで力を合わせて一つの目的に向かい戦う物語

大人気漫画「キングダム」の実写版の映画です。内容的には漫画のかなり初期の方を描いています。原作をすでに読んでいてもどんな展開になるか分かっているのに面白くてドキドキが止まりません。どの俳優も原作のキャラクターを壊さないクオリティーで演じています。

個人的なおすすめは壁役の満島真之介です。まさにこんな感じ！思い描いていた通りの壁だと思いました。原作を読んだ人も読んでない人も楽しめる作品です。

ホテルマンと警察、異色のバディが事件解明を目指す異色のミステリ

主人公である捜査一課の刑事が、予告殺人への対策のためにホテルにスタッフとして潜入しますが、その際、彼のバディとしての役割を果たすのが同職ではなくホテルスタッフであるという点が斬新です。

また、「潜入される側」であるホテルの事情や信条なども非常に尊重された作品で、警察の信条とホテル側の信条、双方が双方に理解されたときに生まれる信頼関係が大きな見どころです。

目の見えない女性が、協力者とともに犯罪者を追い詰めるサスペンスドラマ

後悔と悲しみを抱えながらも気丈に生きて、正義感溢れるなつめの姿に心を打たれます。春馬が次第になつめに寄り添い、ふたりが信頼関係で結ばれていくところが素晴らしいです。なつめたちが不気味な犯人を追い詰めていく展開は手に汗握り、恐ろしさが押し寄せます。

格闘シーンも迫力があり、ハラハラドキドキの連続でした。複数の人々の死は無念で悲しいけれど、最後は驚きとともに希望が見えて爽やかです。

ギャンブルで全てが決まる！勉強もスポーツも意味がない世界の学園ドラマ

大人気コミック「賭ケグルイ」はアニメ化・ドラマ化がされていて、オリジナルストーリーとしての実写映画化となりました。

主人公の蛇喰夢子（じゃばみ ゆめこ）演じる浜辺美波のぶりっ子で可愛く、時に冷徹な表情にはどんどん引き寄せられます。生徒会長・桃喰綺羅莉（池田エライザ）、生徒会を取り巻く様々なキャラクターも個性がありそれだけでも見応えがあります。

また、映画オリジナルで “非ギャンブル、不服従” を謳うヴィレッジという新勢力も登場し見所満載です！

日本で大ブームを巻き起こしたアニメの映画作品１作目

この映画はアニメ放映前に事前公開された、1話から5話をまとめた映画作品です。私自身、映画館で観たのですが、え？これをアニメでやるの？と思わせるくらいの映像美、繊細な絵、荘厳な音楽です。始まって数分でゾワっとするような勢いでした。

ストーリーも漫画原作を丁寧にまとめ、どんな人が見ても心から楽しめるように作られています。炭治郎の旅路がここから始まったというスタートをしっかりと描いた名作です。

若かりし頃の青春も大人の青春も優しい空気感で伝えてくるアニメ映画の名作

この映画は台風の影響によりあまり収益が伸びなかったのですが、あまりに素晴らしい映画なんです。

若い頃のがむしゃらに進もうとする意志の強さ、現実を見てしまった大人達の心の儚さをバンド音楽を通じて対称的に描いてます。自分の忘れてた淡い青春とか前に進もうとする心を思い出させてくれました。あいみょんの音楽が優しく刺さりました。大好きな映画です。

映像、音楽、ストーリー全てにおいて完成されたアニメ映画

新海誠監督の最新作、本当に映像美からストーリー、キャラクターまで全てにおいて満点です。幻想的な表現をここまで芸術的に表現出来る監督はなかなかいません。

ストーリーは神術的なものも含み、観ている人にある程度考察させる要素も残していて、見終わった後にいつも考えさせられます。そして、魅力的なキャラクター達がみんな可愛らしく素敵で、子供と大人の生き方をここまで繊細に描けるのは流石だなと感じました。人生で大切な映画の1本です。

時代が変わっても、恋愛の方程式は変わらない

設定が、現代風のゲーム制作の仲間たちの中で起こる恋愛というもので、私は知らない世界を見たような気がしました。でも、求めるもの、本当の恋とは、仕事をするということは、というかなり真面目な展開ものでした。倫也と恵のやり取りを見ていくうちに、はまっていく自分がいました。

一番良かったのは、恵の愛情表現というか、その言霊が見ているものの心を揺さぶるんです。だから、あれよあれよという間にエンディング。見事なラスト。脱帽です。

3分間だけ時間を止められる能力を持つ女子高生の秘めやかで甘酸っぱい青春ストーリー

対照的な美鈴と遥が、秘密を共有して秘かに仲を深める過程にドキドキ感いっぱいです。どこか謎めいて真意を掴み切れない遥の存在が、魅力的ながら危なげでもありました。

遥の行動が次第にエスカレートし、美鈴も彼女に強くひきつけられていくのが、だんだん微笑ましいだけではなくなるのにハラハラします。ふたりの心情に痛みを感じながらも、最後は晴れやかな気持ちになれる作品です。

月の裏側にうさぎ王国を作ったことから始まる地球の運命

いつものように、のび太がバカにされドラえもんに泣きつくことから物語は始まります。のび太とドラえもんは月の裏側に「うさぎ王国」を建国を計画し、ドラえもんんの道具で「ムービット」といううさぎも作ります。転校生のルカが登場した頃から不穏な空気が流れ...。

ジャイアンはやはり映画になると友達思いの情に熱いヤツになり、スネ夫も人間味のがあります。そして一致団結した姿は心打たれます。

ひろしは誰を花嫁にするのか？！野原家はひろしを取り返せるのかハラハラ冒険！

4歳と2歳の息子は何回も観て、お気に入りの映画です。ひろしとみさえの新婚旅行、前半は夫婦のギクシャクした感じで始まりますがラストはいつものクレヨンしんちゃんアニメとは違います。

みさえが必死で家族を守る姿は泣いちゃいました。やっぱり野原一家は4人揃ってこそ最強です。子供のアニメ映画ですが親も夢中になって観れちゃう映画になってます。野原一家ファイヤー！

シンガポール発、ハチャメチャ大バトル！

「名探偵コナン」の劇場版アニメ第23弾。舞台をシンガポールに移して、コナン、怪盗キッド、空手部主将の京極真などが登場し、世界最大のブルーサファイ アをめぐる事件が巻き起こります。

現実離れした展開は今までと変わらず、今作は空手部主将の京極真の異常な強さが目立ちますが、全体的に見応え十分な作品です。シンガポールといえばあの有名なホテルも登場します。