ボジョレーヌーヴォーのチラシデザイン
毎年11月の第3木曜日に発売される「ボジョレー・ヌーヴォー」。
ボジョレーヌーヴォーは、フランスの銘醸産地であるブルゴーニュ地方のボジョレー地区で作られた新酒のことで、日本では特に注目されます。
ちなみに呼び方はボージョレ、ボジョレー、ヌーヴォ、ヌーボーなど様々ですが、特に正解はありません。
この時期が来るとスーパーのチラシもボジョレーヌーヴォー一色になり、より華やかなデザインで溢れますね。
そこで、asulog厳選のボジョレーチラシをご紹介します。
スーパーマーケットの折込チラシがメインになりますが、ぜひ、デザインの参考にしてみてください。
クイーンズ伊勢丹
arrow_downward表1の「クイーンズ伊勢丹限定販売」のワインが紙面からはみ出ていてインパクトがあり、ワインとチーズの秋らしいイメージ写真がよりワインを引き立てています。タイトルの装飾もオシャレで雑誌の表紙のようですね。
arrow_downward上段では中央の料理とタイトルを中心に、サーモンやチーズ、バゲットなどがバランス良く配置されています。下段は、料理写真とそれに使われている商材がセットで並べられており購買意欲をかき立てられます。
arrow_downward背景に敷いている紫の濃度を3段階にすることで、文字や写真の情報を自然に整理しています。紫の補色である黄色を使った「ご予約特典」も目立ちますね。
arrow_downwardタイトル、メイン、サブ、それ以外の商品。それぞれのエリアを明確に分けるため、疲れることなく読むことができます。
フランテ
arrow_downwardワインの写真は小さめですが、色を使い過ぎず、余白をうまく使っているのでとても見やすく、オシャレな空間を作り出しています。「限定」アイコンも見やすいです。
arrow_downward上段はワイン、下段はワインに合う料理の構成です。チーズなど商材写真は入れず、その分、料理写真を大きめにすることで圧迫感のない紙面になっています。
arrow_downward情報が整理されたデザインです。グリッドデザインの見やすさと、変にそれを感じさせない全体の統一感があります。
arrow_downwardオモテ面の料理とは違い、ワインに合う旬の食材を使った料理を紹介しています。こちらも枠切りが綺麗です。
フレスタ
arrow_downward上下にぶどうの鮮やかな紫と緑。背景に木目調の薄ピンクを敷くことで、その中の情報が引き立っています。
arrow_downward写真に動きがありワクワク感が感じられます。余白の挿絵も良いアクセントになっており見ていて飽きないデザインです。
arrow_downwardブラックボードにチョークで描いたようなワインのイラストとタイトルが目を引きます。背景が黒いため料理写真や商品が映えますね。
ヤオコー
arrow_downwardワイン関連のチラシは紫を使いがちですが、白をベース(厳密には薄いベージュ)にすっきり見やすくまとめられています。タイトル背景と立体的なポラロイド風の料理写真が目立ち、食欲をそそられますね。
arrow_downwardボジョレーの枠サイズは控えめに、ワインに合う料理を紹介しています。中央に料理3品の写真、周りに上手くスペースを埋めながら使用されている商材が配置されています。左の94円均一も馴染みつつ目立っています。
arrow_downward紙面2/5くらいを日替りに使っているため通し枠はやや窮屈な印象ですが、それを感じさせないのがヤオコーのデザインです。料理写真を大きくし、商材は小さくリストにすることでメリハリを付けていて、見ていて疲れません。
arrow_downward料理や商材にキャッチコピーやコメントを多用することで、上手くアピールし購買意欲を促しています。
その他の食品スーパー
arrow_downwardワインの大きさと「11/15解禁」の青文字、そして髭男爵が目立ち、ワインにかなり力を入れていることが伝わってきます。
arrow_downward2019年も髭男爵とワインをメインに、美味しそうな料理写真で訴求しています。ちなみに髭男爵のひぐち君は「ワインエキスパート」の資格を持っているようです。
arrow_downwardコルクボードにレシピが貼ってるようなデザインは、自然とカテゴライズされ見やすくなります。
arrow_downward紙面の情報量が多いですが自然と紫に目がいきます。料理5種、タイトル、おつまみ類、ワインの構図が見やすいです。
arrow_downward左上のワインがインパクトあり、同時にシズル感が食欲をそそります。
arrow_downwardパッと目にはいるビーフシチューが美味しそうです。全体的に料理の写真が大きくキャッチコピーもあるため、じっくり読みたいデザインです。(タイトルの背景はあれで正しいのでしょうか...)
arrow_downward黒、紫、白を基調にしたシンプルなデザインです。角版写真が大きく目を引きます。
arrow_downward角版写真の大きさとその内容が相まって、自分が食事している気分にさせてくれます。
arrow_downward背景をベージュで統一しており全体的に柔らかい印象になっています。そのためタイトルや赤の目玉売価、なにより商材写真がしっかり目に入ってくるデザインになっています。
arrow_downward思い切ってワインのような濃い紫を背景にしているため、濃淡さによりすべての商材がはっきり主張しています。
arrow_downwardワインには珍しく黒で統一され、黒だからこそワインのイメージ写真や料理写真が映えるデザインになっています。
arrow_downwardイタリアンフェアとしてのボジョレー掲載です。全体的にイタリアカラーとワインの紫色で構成した紙面は非常に見やすいです。料理写真とレシピ、商材がそれぞれ紐付けられていて読みごたえがあります。献立に困らなそうですね。
arrow_downward上段のワインが目に飛び込んできます。タイトルや商品名に紫を多用していますが、葉の緑色が上手く中和しています。
arrow_downward赤ワイン(赤紫)と白ワイン(緑色)の対比が綺麗です。料理の写真が添えてあり用途をイメージしやすいデザインです。
arrow_downwardビーフシチュー、ステーキ、ワインの3点を結ぶように商材が散りばめられています。タイトル通り「ワインを楽しむ」ための料理・商材をバランス良くアピールしています。
arrow_downward白を基調に黒とピンクですっきりまとめられています。タイトルからポイント5倍アイコンにかけて、ワインの揺らぎを黒×ピンクで表現されています。
arrow_downwardミニストップのA4×4Pのリーフレットです。ワインイラストの中のブドウ畑が幻想的ですが、何よりグラスの透明感が素晴らしいです。背景のピンクに対して白のタイトルが目を引き、自然と手にとってしまうデザインです。
arrow_downward掲載する商品が少ないからこそ、その商品の情報を充分にアピールできています。背景のピンクと紫がとても綺麗ですね。
まとめ
いかがでしたでしたか。
ボジョレーのチラシはワイン色(紫色やエンジ色など)を使ったチラシが多くなる傾向です。
そんな中で白を基調に、アクセントで紫や緑を使うなどしたら、他社のチラシと差別化されて逆に目立つかもしれませんね。